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弱視者問題研究会
Association of People with Low Vision

弱視者と外出

弱視者が歩くときは、視力が弱い分、音や匂いを頼りに周囲の状況を察知し、自分が今どこにいるか、危険が迫っていないかを判断しています。特に音は危険を察知ために重要です。段差や階段、車止めのポール、道に突き出した看板や木の枝、自転車などは音を出さないので、事故やケガにつながることがあります。

弱視者と公共交通

弱視者を含む視覚障害者は、例外なく運転免許を取ることができません。ですから、電車やバス、タクシーなどの公共交通は重要な足になっています。

公共交通を利用するときは、乗り降りに一番苦労します。電車やバスの行き先表示を読むことや、タクシー乗り場を探すことが難しいのです。駅のホームでは、万が一の転落事故も心配です。これに加え、電車やバスの運賃表や路線図を見ることも大変ですが、SUICAやICOCAなどのIC乗車券の普及と、インターネットの乗換案内サービスの充実のおかげで、問題が解決しつつあります。

弱視者と白杖

白杖は『盲人(目の見えない人)が持つものだ』と思われるかも知れませんが、弱視者ももっておくよう薦められます。

白杖があると、足元の状態や障害物を知ることができ、万が一それらにぶつかっても、杖が間にあることで身を守ることができます。また、周囲に目が不自由であることを知らせ、理解を得ることもできます。

何かと便利な白杖ですが、実際には白杖をもっていない弱視者がたくさんいます。白杖をもたない理由には次のようなものがあります。

  • 周囲に障害者であるとみなされることがプレッシャーになる。または弱視であることを隠しておきたい。
  • 自分で自分に障害者のレッテルを貼っているような気がしてしまう。
  • 白杖を使わなくても足元や目の前の状況がなんとなく分かるので、必要だと思えない。
  • 手が不自由だったり、車椅子を使っているため、白杖を使えない状態である。