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弱視者問題研究会
Association of People with Low Vision

弱視者の学校生活

弱視者の進学先

『目が不自由な子どもが学校に行く』と聞くと盲学校のことが思い浮かぶかもしれません。確かに、弱視者で盲学校へ通う人や、卒業した人はたくさんいます。一方で、普通の学校で目の見えるクラスメイトに混じって勉強し、卒業する弱視者もたくさんいます。また、『弱視学級』といって普通の学校の中に弱視者のための学級が編成されるケースもあります。そして、大学や専門学校などには、盲学校にあたる学校やクラスがありませんので、高卒後進学する弱視者は、必ず目の見えるクラスメイトに混じって勉強することになります。

弱視者の学校生活

弱視者がどのように学校生活を送っているのか見ていきましょう。

授業中

視力が弱いと、一番前の席に座っていても黒板の文字が見えないことがよくあります。単眼鏡(たんがんきょう)やデジカメを使って黒板を見たり、クラスメイトのノートを見せてもらうといった方法で乗り切ります。

見えにくいのは黒板だけではありません。教科書や試験問題の文字が見えにくい、または見えない人もいます。ルーペや虫眼鏡、拡大読書器などで文字を拡大したり、拡大教科書という活字を大きくした教科書を利用します。拡大教科書は、弱視者らの長年の要望によって、近年ようやく無償化が実現しました。

体育・実技科目

普通学級の体育の時間では、特に球技で困難を感じる人が多いです。それに比べると、伴走者やゴールの方向を知らせる音さえあれば良い分、陸上競技や水泳、スキーは参加しやすいといえます。弱視学級や盲学校では、弱視でも参加できるようにルールが改良された野球やサッカー、バレーボール、テニス、卓球などの球技も盛んです。

図画工作や美術、音楽、家庭科などの実技科目は、視力が低いことで参加できないという事例は少ないようです。